ゲーム

はじめて買った PCエンジンのソフト

詳しい時期は覚えてませんが、
PCエンジンを兄が買ってきました。
同時に買ってきたソフトはRPGゲーム凄ノ王伝説』でした。
1989年4月27日にハドソンから発売 HuCARD※1
絵柄もそうですが、プレイしている画面を見てても意欲わかず・・・
自分でも何か買ってみようと思って、中古ショップを散策しました。
PCエンジンはファミコンほど売り場が広くないですが、
購入したはじめてのソフトは『桃太郎伝説2』でした。

PCエンジンソフト『桃太郎伝説Ⅱ』について

はじめに

『桃太郎伝説II』は1990年12月22日にハドソンから発売されました。※2

内容はファミコンソフト桃太郎伝説の続きです。
(PCエンジンでいえば『桃太郎伝説ターボ』の続編)
今回は一人旅ではなく、仲間がいるのでパーティーが組めます。
ただ、事前に雑誌の記事でみたパーティーの人数は異常でした。

雑誌の見開きページに繋ぎ合わせたパーティー人数は【最大20人】と記載されていて、
衝撃を受けました。
長蛇の列の後方はお地蔵さんでしたし、
今考えてみれば、どうでもいいですかね…
当時のファミコンは人物が4人までしか表示出来ず、
5人並ぶと両端が点滅してしまうので、凄く感じたのかもしれません。

事前準備

セーブの為にはバッテリーバックアップが必要でした。
『桃太郎伝説ターボ』みたいにパスワードでは無理なんですね。
『天の声2』も買ってデータセーブの準備はバッチリです。
更に双葉社さんの攻略本まで買ったので、事前の知識も十分です。
かなりの力の入れようでプレイを始めました。

システム

パーティー

戦闘は桃太郎1人から、金太郎・浦島太郎・夜叉姫と4人とお供たち。
桃太郎は攻撃と防御の能力もバランスよく、攻撃と回復の術も使えます。
さすが主人公というか、一人旅マスターの勇者的な能力です。

金太郎は攻撃力が高く、素早さが低くて術は使えない。
戦士的な能力です。

浦島太郎は回復と補助系の術を使えます。
物理攻撃はあまり得意ではありません。
僧侶的な能力です。

夜叉姫は回復も補助も使えますが、浦島太郎ほど回復に特化せず。
少し変わった術も使えますが、桃太郎ほど必須な術でもなく、
物理攻撃も浦島太郎より少し強く感じるくらいの能力です。

桃太郎・金太郎・金太郎でバランスが取れてて、
夜叉姫で不足している戦力を補う感じでしょうかね。
お供の犬・猿・雉は今回も仲間になったら桃太郎の能力値が上がる、
たまに戦闘に参加、命令で特殊なコマンド実行できる事に変わりありません。
戦闘に参加と命令のバリエーションが増えているのは嬉しいです。
戦闘中にきんたんの術で回復してくれる雉には、何度か助けられました。

装備品

手に武器・頭と身体に防具はよくあるRPGと同じです。
盾を装備する事はありません。
ちょっと珍しいのが足に装備する足袋(たび)です。
キャラクター共通で素早さが上がります。
素早さが攻撃の命中率に関係するので、新しい村に着いたら優先的に購入したいです。
特に金太郎は素早さが元々低いので、強い敵に遭遇しても攻撃が当たらくなります。

段(レベル)

段が上がると体力・術の値が回復します。
残りの経験値を参考にして、戦闘を行ってもう少し戦うべきか、
体力か術が限界なので宿屋行くか考える事になります。
序盤など特に、一回の宿屋代金も節約したいですから(笑)

回復の術が使える金太郎以外の経験値は、程よく戦うと段が上がる程度にして、
ダンジョンに挑みます。
回復して術が減ってきても、ダンジョン中盤以降に段が上がると技が回復するので、
技回復アイテムを節約してボス戦に安心して挑む戦略が取れます。

他に、桃太郎は【ろっかくの術】というものが使えます。
会心の一撃を全体攻撃で、技の最大値の40%消費します。
最大まで技の値があれば、2回も使えます。
段が上がりそうな時に余裕あったら【ろっかくの術】を連発する爽快感がありました。

パーティーの全滅

前作は一人旅だったので、桃太郎が力尽きると全滅となったが、
今作はパーティー制になっている。
体力が0(ゼロ)になれば、【大怪我】となり、村の医者でないと回復ができない。
桃太郎が力尽きると他に生存者がいても、全滅となる。
雉に命令できるコマンドで医者を呼ぶ事もできるが、
その間はパーティーを離脱するので桃太郎の能力値は下がる。
連れてくるまで少々時間がかかります。

ゲームバランス

ボスの強さ

とてもバランスは良い思います。
ゴリ押しで勝てる事もあり、負ける事も少ないと思います。
サクサク進めると、たまにハラハラを味わえます。
油断すると負けてしまいますが、段を上げれば大丈夫です。

ただ、本当に段上げが不足していたのか…
何度か挑んで全く勝てる気がしなかったボス敵がいました。
やや中盤にあるしおふきの村にいる【シオフキのオニ】にすごい苦戦しました。
(しおふきうすがモチーフになっている村)

直前のストーリーで風神に仲間が散り散り飛ばされて、
桃太郎と夜叉姫で戦います。
NPCで地蔵がいるので、攻撃の身代わりになってくれたりしましたが、
守備力が高くて中々ダメージが通らない。
塩を吹きかけられたら攻撃が当たらなくなるので、
攻撃の要の桃太郎が回復に徹する事も…
全く勝てないショックで、一旦違うゲームを遊びました…
その後、再開して大人しく段上げを行いました。

ストーリーで、小舟に乗って川を下るのですが『重たいから』と、
とてもお世話になった地蔵とお別れ…

クリア後のお楽しみ

音楽室と美術室

エンディングの最後に『めでたし、めでたし』が出て、
ソフトリセット(STARTとRUNボタン)でタイトルに戻ると、
『つづき』の下に『?』がある。
ゲーム内の音楽が聞ける音楽室と、敵を鑑賞できる美術室モードが楽しめる。
一度しか見れないボス敵を堪能して、ゲームを振り返りましょう。

ターボモード

上記と同じでクリア後のタイトルで、「はじめる」で最初から始めると、
経験値4倍のターボモードになる。
IIボタンで早く歩けるのも、中々画期的です。
ただ、2周目をやる気力は湧きませんでした。

最後に

日本妖怪の類が出ているので、色々な妖怪を知るキッカケとなります。
ゲゲゲの鬼太郎も好きなので、違った楽しみができます。

ずっとシリアスではない面白いセリフとヘンテコ敵キャラで、
今までにない面白さを提供してくれる【桃太郎伝説シリーズ】は、
すっかりお気に入りゲームとなりました。
オススメ度はです!

その後に発売されたSFC【新桃太郎伝説】は、
しっかり予約して新品を購入しました。
その内容は別の機会で。

これから遊ぶ場合は、難しいと思います。
リメイクや配信はされてません。
制作したハドソンが元データ紛失しているらしいです。
(2022年8月18日現在)
どうしてもプレイしたい場合は、中古でPCエンジンとソフトを購入するか、
本体は互換製品を購入するなどになると思われます。

※1 出典元Wikipedia
※2 出典元Wikipedia