PCエンジンでゲームデータを保存する時に使用していた周辺機器、
1989年8月8日発売の『天の声2』について。※1
PCエンジンはHuカードという媒体にゲームが入っており、
クレジットカードくらいサイズになっているHuカードに黒い部分があり、
ゲームデータが書き込まれたROMが入ってました。
ここのROMには【データを書き込めない】ので、
イコール【データ保存出来ない】仕様。
プレイしているゲームのデータ保存が出来ないので、
ゲームを中断する時は、パスワードをメモする事になります。
(桃太郎伝説ターボではパスワード入力する画面を『天の声』と言いました)
毎回パスワードのメモと入力は大変でしたが、
それを解消するアイテムが『天の声2』です!
パスワードの書き間違えや入力ミスも無くなりました。
お陰でゲームのやり直し、再開するまでの時間が大幅に減りました。
PCエンジンの上部にある端子部分にはめ込みます。
バッテリーバックアップ電池は単三電池2本で、
説明書によると約1年間を目安に交換します。
普通のアルカリ電池を自分で交換するのですね。
勿論、電池残量が無くなるとデータは消えます。
常に電力が供給されないとデータは消えてしまうので、
電池交換時はPCエンジンの電源を入れたまま、裏返して電池交換します。
中々の荒業です(笑)
PCエンジンの電源を切ってもデータは乾電池で通電、
乾電池交換時はPCエンジン本体からの通電になります。
ファミコンでゲームを中断する時は、
パスワード中断→バッテリーバックアップ保存に進化してましたが、
カセット内のボタン電池で保存されているので、
自分で交換するイメージは新しかったです(笑)
(ファミコンは電源の切り方・カセットを乱雑に扱う等でデータ消失しますが…)
ファミコンではカセット毎にデータを保存するのに対して、
PCエンジンではデータは外部装置に保存するので、
『ソフトと別に一括管理方式』ですね。
因みに『天の声2』の電池交換時期は、
「そろそろ1年かな…」とうろ覚えで交換しました。
次から忘れない様に、自分の誕生月に余裕をもって交換しようと決めて交換しました。
その次の頃には別のアイテム、 1991年9月6日発売『天の声バンク』を購入。※1
こちらはROMに保存出来るので、電池交換関係なし!
『天の声2』からデータ移行して、電池交換から開放された!
(と、子供心に思ってましたが【内蔵リチウム電池で長寿命(交換不可)】みたいです)
こういったセーブデータの扱いに苦労した時期があったので、
プレイステーションのメモリーカードには感動しました。
データ一括管理で電池交換不要、保存容量も一杯で滅多に消えないなんて…
更に言うなら、今はクラウド保管してくれるので耐久年数からも解放ですね。
とりあえず、PCエンジンのデータ保存方法についてと、
手間はかかるけど画期的だった『天の声2』という周辺機器の話でした。
※1 出典元Wikipedia